ハンダ付けに必要な工具類
身近なホームセンターなどの手頃な工具も使いながら、要所には良い工具をそろえるのが回路作りには最適だと思います。
(以前は100円ショップの工具も紹介していましたが、もはや100円ショップは格安工具は少なくなり、ホームセンター等で格安な汎用工具がどこでも販売されています。そういう工具も活用しながら、要所では良い工具を買う)
これから工具をそろえるために、どのような工具にしたらよいか?
工具好きの目線で、”ココは良い工具にした方がよい”という説明など、必要なところには少し高いものなどメリハリつけてそろえましょう。
もともと工具好きなので、世界のブランド工具も集めて使っていますが、高価な工具は別段、必要はありません。実用では大きなそれほど違いもない。
一部、ドイツのブランド工具などは別枠で紹介しました。
工具は、どれにすべき! ではなく、自分の用途と目的で、自分にあった工具をそろえるのが一番だと思います。そして大事にして長く使いましょう。
メリハリつけて必要なところには良い工具を、また汎用の格安な工具もいろいろ活用しましょう。
電子工作ではまた違った視点工具を選び、これから始めるなら手軽で安くてまあまあ使えるものをドンドン活用しましょう。
ハンダ付けの三種の工具
電子工作に必要になる工具 の代表は3つ
- ピンセット
- ニッパ
- ラジオペンチ
この3つは、こだわってそれなりのものを選びましょう
良いものをもつと格段に作業がはかどります。
電子工作 ハンダごてを除く3種の重要工具といえます。
1.ピンセット
ハンダ付けには一番よく使う工具です。
電子工作ではピンセットはハンダ付け作業では指の代わりになるものです。
「 ピンセットにはこだわり、いいものにしましょう 」
良いピンセットを使うと格段に作業しやすくなります。
上が100円ショップのもの、下側がgootの精密ピンセット、500円ぐらいのものです。精密ピンセットは2枚を合わせてあるので先のそろいがよく、ゴマ粒より小さいモノでも確実につかめます。
上側が汎用の100円ピンセット。細かいモノをはさむのには向いていない。
精密ピンセットは先が細いので、もう少し広めで先のそろいのいいもの、先の形状の違ったものなど、3種類以上あると便利です。
ピンセットはこだわって選びましょう。
それほど高いものでもないので。。そして、先の形状で2、3種類は欲しい!
良いモノは必ずそれだけの価値があり作業もしやすくなります。
(使わなくても、特殊な場所で”こういう形があったら・・” とよく思うのでそろえておきましょう)
精密ピンセット
ハンダ付け作業でラジオペンチをピンセット代わりに使う人がいますが、当然ピンセットを使う方が断然 作業しやすいです。
ハンダ付けでは、ピンセットはイイもの=精密ピンセットにしましょう。
精密でないものは、挟んだとき先がそろわず明らかに精密作業に向きません。机の上に寝た針金の切れ端などつかめず、つかめても滑って飛んでいきます。
- ストレート(写真 中)
- まっすぐなタイプ
- 先の曲がったタイプ(写真 最上)
- 先が曲がっていて、ハンダ付けでは一番使いやすい、よく使うピンセットでしょう。
精密タイプの形状違いピンセットを、ストレートと曲がりタイプの2種類は欲しい
- 閉じているピンセット (写真 最下)
-
彫金作業でよく使われる(逆作用)ピンセットです
「挟むと閉じる」通常のピンセットと反対で、「挟むと開く」ピンセットです。
挟んで保持しておくときと、細かいものを開けるときにあれば便利な工具
精密ピンセットは品質は各社でそれほど違わないと思いますが goot製品のシリーズは安くて品質もよく安定していて、種類も多いので、安心して選べるシリーズだと思います
3.ラジオペンチ
ラジオペンチは細かい作業に使える先の細いペンチ。
汎用のラジオペンチ
これも必需品
先が細く、挟んでで曲げる この作業は電子工作には欠かせません。
ここで活躍するのがラジオペンチ
先が細くて長いものや、太くてしっかりしたラジオペンチなど、できれば2種類以上あれば便利です。
先細のものは、精密ピンセットの次によく使う手先の代わり。出来たら精密な良いモノが1つ欲しいところ。
100円ショップの工具を利用
100円ショップのラジオペンチ
割と使えます。
でもバラつきがあって、先のそろい方が悪く挟んでも先がカッチリ閉じないのもある、とやっぱりそれなりです。
ホームセンターにも300円程度で工具があります、結構使えます。
入門的に、とりあえず必要な電子工作の工具をそろえるときなどに。
こういう安価なものから初めて、必要な工具だと思えば良いモノを買いそろえていくのもいいんじゃないでしょうか
大きめラジオペンチ
大きいものは、出来るだけ剛性があるもの
先端で強く挟み、曲げる、むく、引っ張るという作業は、基板作業でもケース加工や工作でもよくある。力強い役割用です。
汎用ラジオペンチも、小型、大きめ、先が細長いものなど、作業する内容に応じてそろえていけば良いでしょう。
2.ニッパー
切断するための工具
電子工作では一番使うニッパーとピンセット、この2つの工具ですが、
切れ味は良いに超したことはないが、用途によりそれなりに使えます。
最初はホームセンター等の安いものから始めて、ステップアップして気に入ったものをそろえるのもよいでしょう。
100円ショップの工具を利用
100円ショップのニッパ
わりと使えます、でもバラツキがある。やっぱり切れ味は悪め。
でも電子工作では細い針金を切るのが主なので、使えますよ。
ニッパも2種類以上あれば作業がはかどるので大小2つは欲しい。
ニッパー 刃物は、切れ味が命です。切れ味が良いと切断面がスパッと気持ちがよい。
刃物類の切れ味のシャープさはやっぱり値段が決め手です。
- 精密ニッパ
- 電工工作では、電子部品の足を基板上でニッパを差し込んで切る作業が必ずあります。そのために1つは精密ニッパ=切れ味がよく、頭部が小さく、狭いところに入れてパチンと切れる小型のニッパがあると良い。
- 汎用のニッパ
- 単に配線を切断したり、ケース加工や板金、金属足を切るための荒切り用途、切れ味が良いに超した頃はないが、ニッパ-とか多少切れ味は悪くても、電子工作では配線を挟んでちょん切るだけなので通常のものでもかまわないので1つ。
-
フジ矢 スモールニッパ
110mm MP4-110 -
エンジニア マイクロ
ニッパー NP-05 -
フジ矢 スタンダード
150mm 60S-150 -
フジ矢 ニッパ(バネ付)
150mm PP60-150
精密 先細ラジオペンチ
ぜひあった方が良いのが、精密なラジオペンチです。
先がピンセット並に細く、細かいモノがペンチとして力強くはさめる。
大きな力は上の、汎用ラジオペンチにまかせて、細かい作業のとき活躍。
ピンセットで挟んで電子部品の足を曲げるときがよくあります。
ピンセットで針金をはさんで曲げてはいけない! 精密ピンセットにゆがみが出ます。
ピンセット代わりに足を挟んで曲げるとき多用するのがラジオペンチです。
精密な、良い先細ラジオペンチは正確に精度よく、足曲げ、ピンセット代わりのはさみ付け、などができます。
1つあるとピンセットと同じように使えて、作業に差が出ます。
さまざま使った中で一番のおすすめ品がTOPのベントノーズ
TOPのベントノーズ
これは本当に使いやすい! これがあるだけで精密作業の質に違いが出ます。
精密ピンセット並の細かさで操作ができて、先の種類や併せ面の形状が多くあり、
はさみ面にザラ目のついてものと、ないもの、同タイプで種類が多く2つあるととても便利。
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2016/ 6/18