白光 Fx-951 温度調節ステーション ハンダごて

fx-951

白光がデザインも一新して発売した
高性能ハンダごてステーション

Fx-951(デジタル)の使用感想とレビュー紹介です。

絶賛するほどの性能

Fx-951

白光ハンダ付け関連製品の新型、上位機種。

私の場合、最初のころに使ってなんとなく使った感じが良かった、と感じたメーカーのものをなぜか次も選んでしまいます。それがハッコーだったのでその後はなせかハンダ周りは白光のものが多いです

 

白光の温度調節のできる上位機種です。白光製品は黒くて角張っていて全体に ”ギョーム用” という感じだった。。

 

新機種になって、性能、デザイン共に一気に進んでいます。

白光 Fx-951

しっくりとカラフル、一気に ”業務用” から変身という感がして、変身しすぎてハッコー製品らしからぬ気がするんですが、コンパクトでいいですね。

 

使用してみた結論からだと、最近無いほど大当たりでした。

 

hakko 温度調節ハンダごてのラインナップ

温度調節のハンダごて(本体がステーションタイプ)にはいくつかラインナップがあります。

アナログタイプ デジタルタイプ

 

  • 白光 デジタル小型温調式はんだごて(鉛フリーはんだ対応) FX951-51
    デジタル<br>
    FX-951
  • 白光(HAKKO) 高出力小型温調式はんだこて FX950-01
    アナログ
    FX-950
  • ハッコー(HAKKO) 小型温調式はんだこて デジタルタイプ FX888D-01SV
    小型 デジタル
    FX-888D

こういう少し違う、選べるラインナップでは頻繁に使うものの場合、値段がすごく違わないなら、高い方にしてしまうことにしています。作る側も同じような機種で違いを付けているなら高い方が良く作ってあると思うので。


ステーション型(本体別)でない、単体型 温調タイプもあります。

 

FX-591 機能

通常のハンダごてと較べて温度調節が付いている程度かと思いますが、性能がかなり違います。

まずは温調機能

 

温度調節機能

設定温度は自由に変えられて温度が保持される。

 

 

普通のハンダごては、やっぱり少したって暖気ができてから一番のりがいいように感じますが、これは、スイッチオンで設定温度にすぐ達する(30秒もかからず)、そしてそこで暖気も終了済みといった感じで即ベスト状態でハンダ付けGO のように使えるのは驚き。


スリープ機能

スリープ機能も優秀です

 

  • コテを置き台に戻すとスリープ機能が働き、設定した時間後に待機温度に下げて待機
  • 取り上げると急激にに復帰。
    (使用しないときは温度を下げて節電と保護)

 

 

急激な電流のフードバック制御をしているんでしょう。その早さ、設定、機能ともに秀逸です!


大物と向き合っても、温度調節を変更すると温度低下がなく堅牢にハンダを溶かす。(小手先は容量の大きい物に)
鉛フリーハンダを使っても変わらずスムーズに使える。これなら鉛フリーを使おうかという気にもなれます。

 

始動が素早く、復帰も休止も自動。。はじめるまでに時間かかる、小物をちょっとだけハンダ付けする時のおっくうさがなくなり作業効率も違ってきます。

 

設定温度やスリープ開始時間 設定

白光 Fx-951 スリープ機能

普通のハンダごてのようにSWオンして、そろそろかなと、ハンダを当てて溶かしてみるなんてことは不要で、刻々と温度が上がる表示が数字で見えて、設定に達するとブザーがなってお知らせ。即ハンダ付けGOとなる。


ハンダ付けの対象に合わせ熱容量が必要なものなどに合わせ自由に温度設定ができる、そして揺らがない頑強なコントロール感。
(付属のカードを差し込まないと設定が変更できないようになっています)

 

こて先の別売りオプション

非常に種類が豊富、付け替えもワンタッチ

 

使用感

性能や使い勝手は、履いた瞬間ジャストフィットする靴のようなしっくり感で申し分ないです。

 

コントローラー本体とコテ台が離れているのも、コテ台が適度な重さなのも、握ったコテの細さ、軽さ、ペン先感も何の不満もなく使いやすい。小さくてコンパクト、手近で好きな位置に気ままにおける、コードも細くてソフトで取り回しも邪魔にならないのが絶妙。

 

こて先

 

 ペンとくらべて

 

いまや家電でもなんでも種類があふれるほとある。。そんな上位機種にしてみて、、、

これだけ違いが感じられる、使っていて気分いいと思えるのは珍しいと久しぶりに思う。

使ってみて、これは”文句のつけるところのない” 非常に良くできたハンダ機器だと言ってしまえる。

 

実際の使用で普通のハンダごてと較べると驚くほどの便利さと機能でした。
温度制御の付いたハンダごてはいくつもありますが、これはほぼすべてに感心するばかりの使用感。
スリープ機能があるので作業の合間があくことが多いハンダ付け作業にはいいですね

 

コテ台を後ろから

 

コードがつながったSWがあって コテを乗せた重みでSWが入るようになっている

 

使ってみたときジャストフィット感、なんの不満も出ないというのは使用感を考えられた造りの良いものだと思います。


値段は高いですが、おそらくこれを1度使うと、もう普通のハンダごてには戻れなくなるでしょう。

 

デザインがこれまでの業務用のイメージの白光製品らしからぬ斬新さになりました。
大きく変えてデザインから入っているものはデザインだけ変わったようで身構えてしまうんですが、これもダテでない。

 

 

横置きのタイプと較べて縦型となり散らかりやすい作業机でうまく邪魔にならない。

 

本体の重さも、動かない、倒れない、適度にあり片手ですっぽり持てる大きさ、安定感の本体の上面にSWがあってすごく押しやすい。

 

SWやボタン押したりするとき、滑って動かない安定感。

本体と置き台が分離なのも使用感が良いです。


そこからつながるコードがよくある角の堅め耐熱コードではなく、ソフトで細めなのも好感。
コテ台が小さく軽いので、好きなところに移動できて自分の置きたい場所で作業できる。

 

小手先の取り外しとオプション先

 

 

機能が本体と別なので、ペンシル型といっていいほど。

小手先も細く軽く持ちやすい。ほとんどペン感覚

 


ネジはなくボタン式のワンタッチで取り外せるようになっている。

 

全体の造りが使用する上で絶妙・・ 使ってみると その日から自分に合わせてフィットするような感覚になる。。
使用感もよく考えられて作られているところが日本的。 感心するばかり。。

 

【難点としては】

あんまり難点や欠点は機能としては感じませんが、
本来の業務用なところから、カード差し込み式です

 

カードを差し込まないと管理、監督者以外が設定変えれないようになっているので、個人使用でもカード差し込みが必要なので設定変更に手間が増えるところです。

本来は業務用と考え個人使用した方がわかりやすいでしょう

 

カード差し込み

 

カードを差し込んで、その後ボタンで様々な設定を変更、調整することができる。

 


頻繁にしないので変更方法も取説見ないと操作がわからない。(個人使用では使う人は自分だけなのでこの操作は不便)

 

* 注意として
小手先が別売りです。最初はなにも付いてない。
それと、コンセントがアース付きの3足です。


通常の2足への変換プラグが必要。

 3極プラグコンセント

 

通常の2足への変換プラグが必要。
(付属してない)

 

 

まとめ

 

とても使いやすく、優秀なハンダごてステーションです。


仕事で使用するわけでもないなら、ちょっとこの値段は迷うところですね。

しかし、十分に価値があると思います。

 

これからハンダ付けの入門ならこういう高機能品は不要だと思いますが、

ハンダ付けをよくする基板作業、電子工作な人には持ってると違いがでるモノだと思います。

 

白光 デジタル小型温調式はんだごて(鉛フリーはんだ対応) FX951-51
白光 デジタル小型温調式はんだごて
(鉛フリーはんだ対応) FX951-51

 

コテ単品ハンダより場所はとりますが、信頼性からもハンダ専業メーカーで長く使えそうで、便利で長く使えるのは早めに思い切って買うと、これならハンダ付けライフがすごく快適になると思います。


おそらくこれを1度使うと、もう普通のハンダごてには戻れなくなることでしょう。

久々に感心しっぱなしの使用感でした。

 

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