シュミット回路 オペアンプ

シュミット回路 実験回路図

コンパレーターに続いて似たような動作ですが、シュミット回路の実験をしてみます。


コンパレーターから転じたシュミット回路とヒステリシスの特徴、その利用方法などについて

シュミット回路

オペアンプでもシュミット回路を作ることができます。

シュミット回路 (または、ヒステリシス回路) はコンパレーター回路に似ています。

 

シュミット回路 実験回路図

 

シュミット回路 実験回路図

 

コンパレーターの回路に
入力:+ へ帰還をつけた回路です。

 

 

シュミット回路とは、上がりと下がりの電圧が違う回路です。

 

コンパレーターと似ていますが、コンパレーターは
 電圧の入力+ が入力- を追い抜くとカキーンといきなり出力電圧があがるのですが、シュミット回路はカキーンと上昇、下降する電圧が、上がりと下がりで異なるのです。

 

シュミット回路 電圧グラフ

シュミット回路 電圧グラフ

 

入力Aを0Vから徐々に上げて3Vあたりになると出力が落ちるのですが、コンパレーターの回路とは違い

  • 再び3Vあたりより、また下げても出力は上がりません。
  • もっと下げて2V程度にすると出力がポーンと上がります。

つまり、行きと帰りで電圧が異なるのがシュミット回路の特徴で、その電圧の差がヒステリシスです。
帰還の抵抗値でその動作に変化もでます。

まとめ

シュミット回路 電圧グラフ

  • コンパレーターの回路は 入力+、-に違いがあれば出力が上、下に飽和する
  • シュミット回路はコンパレーターの回路の出力を入力+に帰還させた回路で、左図のようにその特徴として下がりと上がりの電圧が異なるヒステリシス特性がある

 

コンパレーターの回路は 入力+、-に違いがあれば出力が上、下に飽和する

 

参考文献 楽しくできるやさしいアナログ回路の実験
(東京電機大学出版)

 

 

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