グランドとアース

GND記号

 

グランドはアースとも呼ばれることがありますが、その区別はどうなんでしょう?

 

アース

電気、電子回路や電子工作で回路図の中に使われるグランドは 豆電球 → 電気回路図に入る での説明通りで、回路の考え方からマイナスに当たるものです。


しかし、アースとも呼ばれたりしています。

アースとは本来、地面へとつながる配線のはずですが、 一般に、グランドと同じ意味に使用されていることもあります。 これが勘違いしやすいところです。


グランドとは 回路の電源につながっているもので、このように、地中につなげるような記号になっていますが、 
Gnd記号
この意味のグランドは地面につなげるのとは関係なく、グランドはアースとも呼ばれることがある。。


グランド(接地)

車やバイクのちょっとした効果の怪しいパワーアップ改造に 「アーシング キット」 と呼ばれるものがありますが、あれは地面につなげるアースとは関係なく、そう呼ばれています。

 


これもグランド配線のひとつですが、アースと呼ばれています。

 

グランド、アースの記号

接地、アースの記号 JIS規格より

GND記号

 

接地

GND_sign-1

 

接地グランド:電気製品などで地面につなげる接地アース

通常、緑色の配線になっていて、家電で洗濯機などの漏電と感電防止に地中へのアース点とつなぐアース

 

フレーム接続

GND_sign-2

 

フレームグランド:金属筐体などに接続、金属製のシャーシを含めて共通グランドとしてしまう接続の場合に用いられていたグランドの接続。

現在の電気製品では筐体にグランド接続する方法はあまりとられてないが、一般に記号はグランドとして使用されていることもある

 

信号接続

GND_sign-3

シグナルグランド:電子回路に使われるグランド

フレームへグランド接続する方法は今の家電では使われなくなりましたが、それぞれの記号も図面によっては厳密に区別されていないことも多く、一般に広くグランドとして使われていることも多いようです。

 

アースは今でもグランドの意味でも使われるので、グランドとアース それぞれ間違わないようにしましょう。

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