回路CAD BSch3V 機能拡張

BSch3Vをもっと使うために 新機能や拡張機能の説明

 

BSchは、細かいワザやライブラリ対応、プラグインソフトがあり、機能を拡張し、便利に使うことができます。
BSch3Vをもっと使うために、部品ライブラリで使用部品を増やしたり、機能の拡張などについて

回路図を描く

BSch3Vこのソフトについての使い方

基本的な説明は 本元サイト
BSch3V 画面中央部


BSch3V関連情報
マニュアル

に説明があります。

バージョンアップした機能

2011/1/28 ★新バージョンの レイヤー対応 Ver0.68.30 たぶん2010年以降版

だいぶ前ですが、バージョンがアップされ新たな機能:レイヤーが画面に加わっています。

 

古株ソフトですが、まだ積極的な機能拡張などの更新がされているみたいですね。

 

●レイヤー機能とは?

レイヤーについては

 

CPUを作る
- 代わりのソフト  レイヤー機能の紹介

のところで簡単に説明があるので参考に。

 

●簡単に操作の説明

操作  で レイヤーの設定、 レイヤーの可視 を設定。

これまでのレイヤー機能がない版でも、レイヤー機能を使わなければこれまで同様に使える。


レイヤーを使うと編集、管理などがし易い。

 

レイヤーの操作

BSch3v-layer1

 

鉛筆マークが編集  可  不可
目マーク が表示 (可視) 非表示

 

回路図は レイヤー0

 

文字の

・ モーター
・トランジスタ

をレイヤー1 に書いてある 

 

現在(デフォルト)で レイヤー0の編集 になっているので
レイヤー1は 薄文字表示選択も修正もできない

 

レイヤー 編集 切り替え

BSch3v-layer2

 

右側の 鉛筆マークのところで


レイヤー1 に切り替え

すると

レイヤー1 が選択修正可能に。

 

レイヤー0 は薄い表示に。

すると
レイヤー0 は選択も
修正も出来ない。

(可視:見えるだけ)

 

 

レイヤー 表示(可視、不可視) 切り替え

BSch3v-layer3

 

レイヤー0 の目マーク

を外すと(不可視:非表示)


レイヤー0 は 見えなくなる
選択も修正もできない

 

目マークに レがついている
レイヤーだけの表示に。

違うレイヤーに分離して 描きたいときは
レイヤー切り替えの鉛筆ボタンで レイヤーを切り替えて描く。

 

この調子で、続けて レイヤーを2,3と レイヤーを分けて描くと、
表示や編集 可視  を分けることが可能


レイヤーの機能の使い方

このようにレイヤーに用紙を分けて描く感覚で、分類できる。

枠で囲んで修正するときなどに、余計なものを囲むことがないので操作などが楽になる。
(レイヤー機能のない以前の版の操作では レイヤー0の上に全部描いていたことになります だから、レイヤーがわからなくても、以前と同様に使える)

 

使い方は使う人の整理、操作方法次第ですが、
一般に文字、記号、ブロックなど、特定のまとまりをレイヤーごとに分けて描く
と管理がし易くなるCADの機能。

 

Bsch3V 機能の拡張

機能の拡張、部品ライブラリについては 本元サイトの下部に リンクがあります。(公式ページのリンクなので 公式リンクなのでしょう)

部品類や 拡張機能のソフトなどあります。

 

基本的な操作方法や 便利な小技等は

BSch3Vサイト 画面中央部
  BSch3Vのこわざ - tips -

にあるので本元サイトで説明があります。


以下で少し紹介

 

部品ライブラリの追加

 

ライブラリのBSch3v用の部品の図、記号などの取り込み

 

他のライブラリファイルを取り込み

まず、部品図ファイル:部品ライブラリが必要です。

 

他の方が作成され公開されているものがあるので それらを取り込んでみます。

   水魚堂の回路図エディタ BSch3V ページ下部

 

下部に公開されているライブラリ、拡張期のソフトなどのリンクがあります。

これをダウンロードして展開。
××.LB3  というファイルが部品図ライブラリ

以下のように指定します すると使用可能に。

 

部品 ライブラリの取り込み

Bsch3v_lib

 

メニュー  設定(S)


- ライブラリ
Add を押して

ライブラリの設定
××.LB3 ファイル 指定 
(フォルダ指定でなく
LB3ファイルを指定)

これで Trマークを押すと、
選択のライブラリに、 取り込んだ部品ライブラリが現れ、その内部の部品が使用できます。

 

部品の取り出し ドロップ対応

BSchの少し不便な点は、部品図のドラッグ&ドロップ がない点です。

これは拡張ソフトで可能

部品の取り出しの ドラッグ&ドロップ対応の拡張ソフト

 

●パーツ・ドロッパー 

  学研 大人の科学 真空管ラジオキットの改造  - 画面下

別画面に、部品リストが表示されるソフトで、そこからドラッグ&ドロップで 部品を取り出せるソフトが公開されています。

 

設定

ダウンロードするだけでインストール不要ですが、Bsch3V.exeを 付属のものに差し替える必要あり。 (一部機能が使えなくなるようです)

Pdrop.exe をBsch3Vがある と同じフォルダに入れる。(これでライブラリファイルを自動読み込み)
これだけでは、ドラッグ&ドロップ対応にはならないので、Bsch3V.exe を付属のものに差し替え、
Pdrop.exeを起動。(これでライブラリファイルを自動読み込み)

 

パーツ・ドロッパー画面説明

Bsch3v_partsdropper

 

ドラッグ&ドロップで
部品取りだしが可能に

部品表示も大きくなり、使いやすい。

Bsch ずいぶん古株フリーソフトですが、まだまだ積極的なバージョンアップがされているようです。

 

BSch3v 総括

回路を始めてソフトなどに慣れてなくてまだ何も使ってない人でも、回路図CADの初めとして練習にも最初にがんばって努力しても会得(えとく)するべき価値のあるソフトだと思います。

 

操作は簡単で標準的なので、これで感じをつかんでから市販CADソフトという段階にもいいと思います。

 

 

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