違いの出る工具
一流工具へのちょっとしたこだわり
違いあるってどの程度なのか ということで、バーコとクニペックスのニッパについて
良い工具を使っていると、良くない工具からは確かに遠のきます。でも取りに行って出して来る良い工具より、すぐ手元にある使える廉価工具の方がやっぱり便利だとも思います。
ブランド品が良い工具というわけでなく自分が良いと思う工具が一番だと思うので、参考紹介。
バーコのニッパ
工具が摩耗して買い換えるということは滅多にないですが、 一番買い換えるのが切れ味勝負のニッパになると思います。
一流品も、ということで参考紹介(あれば違いますがこういうものでなくても間に合います)
ニッパーについて、かつて
日本製のニッパってなんかもう一つ切れ味が・・と思っていたころ
”ニッパは バーコ がいいよ ”
と聞きました。
バーコ? それはスエーデンの工具メーカーだそうです。
バーコは日本にはニッパから知られるよう広まったように思う・・
スエーデンと言えば 金髪、違う違う、、”スエーデン鋼” です。
なにが違うのかは知りませんがスエーデン鋼はいいものだそうです。
バイト工具でもスエーデン鋼使用とわざわざ特記してあります。
バーコのニッパの強みは 刃の ”強靱さ” です。
精密な切れ味より、頑丈に固い線も切断する力強さと強靱さはバーコの刃。。
でも今、一流ニッパの定番の座は クニペックスになっているみたいです。
クニペックスは ドイツの工具メーカー。
スエーデン鋼 < ドイツ
となってしまうイメージが。。やっぱり ドイツに弱い
クニペックスの小型ニッパ
クニペックスの小型ニッパです。見た目がちっさくて単純ですが、確かによく切れます。
パチンでなくて、抵抗なくニュパッと切れる。

部品の足の針金は、パチンと切るとはねて飛んでいくけど、これはニュパッと切れ落ちる。
部品の足や、配線類がニュパッ、ニュパッっと次々に切れる。狭いところに入れての切断や、先ちょっとだけでニュパッと小気味よく切れる。
基板の上に這った線も上から入れてあっさり切れる。

クニペックスのニッパ・・不思議ですが、裏面に角度
研磨して研いでないんです。
(これで何故切れ味をだせるんだろう)
それで当てた刃面位置で切断できる。
日本のよりもよく切れて、切れ味が落ちにくい。。ただし2本分の値段です。
多分、電子工作の工具ではニッパを一番多用して、違いが出る工具の1つだと思うので、試しに一流工具を使ってみる というのの参考に。
ただ、普通のニッパ2本ある方がいい場合もある。それより、あちこちに配備してあり、いつも手に取れる100円ニッパがいっぱいあちこちにあるほうがいいと思うことも。
価格が2倍でも、切れ味2倍長持ちなら費用 対効果では・・・とか考える人はあんまりこういうのは向いてないでしょう。。
これからはじめて工具をそろえる人には、こんなニッパは必要ないですが、電子工作では一番よく使う工具の1つなので違いがでます。試しに1つ一流工具を試してみるなどに参考紹介。
やっぱりシャープな切れ味ならバーコよりいいと感じます
一方、硬いモノを切るならバーコの刃です。
でも一番好きなのはこのドイツらしいデザインです
近代的なデザインを目指したけど、この2色カラーリング・・洗練されてない”お堅さ”をどこか残しているという感じがドイツらしい気がする?
イタリア製とかはデザインから入りますが、日本やドイツはやっぱり品質からでデザインは2の次、(KTCのニッパもどこか浮いているデザインな気がする・・)そこがなんか親近感です。
知らないうちに一番使うニッパになったので、やっぱりこれは良いものなんでしょう。
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