オープンコレクタのワナ
オープンコレクタ とはこのように
トランジスタのコレクタ部に接続するように作られた回路のパターンです。FETだとオープンドレインとか呼ばれています。
横文字のオープンは、開ける のオープンではなく、ここでは”閉じている” の反対語で、’ドアなどが開く’という感じでなくて、はしっこがブラブラして開いている、どこにもつながっていない、というように使われてるオープンでしょう、コレクタがどこにもつながっていなくて開いています。このブラブラにつなげて利用するパターンの回路。
これが、忘れた頃にうっかりハマりこんでしまうワナになってます。
この回路は上のように、簡単に表すと入力をトランジスタのベース部でコントロールして、出力が開いたコレクタになっていうるような内部ですが、ベースをONにしても出力にHIGHが出るわけでもなく、吸い込みで使うタイプです。
そのトランジスタに直接LEDを光らせるようにつないでも点灯するハズありません。
だから右側のようにオープンコレクタのタイプのNOTゲートにつないでも同様のコト。。
NOTゲートの場合だと、オープンコレクタのタイプだと、
このタイプは入力にLOWにを入れるとHIGHが出力されるわけではなく、出力がLowになると 吸い込めますよ ということになります。
だから当然、そのようにLEDをつないでも点灯しません。吸い込みで使う必要があります。
オープンコレクタを普通に使うときは、このようにする必要があります。
これ、何年かに一度、コロっとハマりこむトラブルになってます。。。
PICの16F84(16Fシリーズ)のようなマイコンでは大電流ポートとして、足の1つだけ(RA4)がこのオープンコレクタ(オープンドレイン)になっています。といってもピン配置図にもわざわざ書いてあるわけでないし。。
回路を普通に作り、
あれ? ここだけ出力がでないぞ? といろいろ調べ、原因がこのオープンコレクタ・・・・
何度かこんなことにハマり、だいぶ注意するようになりましたが、ICにはこんなワナがあちこちに潜んでいるように思います。
もし、ICに正しく配線、設定しているに、にどうやっても出力がでないぞ?
それはオープンコレクタのワナかもしれません・・・・
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