可変抵抗(ボリューム)の可変の種類
可変抵抗には同タイプでも、いくつか特長によって 種類があります。
こういう可変抵抗(ボリューム)で B10K とか書いてあるのを 見かけませんか?
B10K 頭の B というのは何だか気にしたことはないですか?
ボリュームを回すと変化する抵抗値は 通常 ① のようになります。
① は 回す量にきれいに正比例して、抵抗値も変わるもので Bカーブ と呼ばれます。
B10K などと表示されています
しかし、② ようになるものもあります。
最初は回す量に鈍く増えていき、真ん中を過ぎると、回す量以上に増えるものです。
これが Aカーブ とよばれるものです。
なぜ、こんなカーブのものがあるのでしょうか?
人の感覚に合わせるためにあるようです。
人の感覚では、たとえばLEDに与える電圧を変えていくと、感じる明るさは電圧に応じてグラフ①のように明るさが変わると思っていましたが、人間の感覚では電圧に比例して明るいとは感じず、グラフ②のように感じるそうです。
明るさ、温度、音-視覚、触覚、聴覚など、多くがそうらしいです。
Aカーブを使うと、感じる明るさなどは、回す量に比例して変化するように感じられるので使用されます。
その反対がCカーブと呼ばれるものですが、一般にはほとんど見かけないものです。
人の感覚では右肩直線上がりに感じないこと
普通のBカーブと 人の感覚ではAカーブとなること
可変抵抗にはAカーブもあること、憶えておくとなにかと役立でしょう。
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