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マイコンgmc-4


        

マイコンgmc-4



 TK-80のタイプの復活版と言うことらしいです。

 まだPCになる前のワンボードマイコンで、これが火付け役とのこと

 (TK-80は今、シミュレータも販売されているそうです)




TK-80とは
 




 ロッキード事件発覚のころ

 NECがトレーニングキットというコンピュータ学習用製品として開発販売


これがかなり人気になったそうです。まだパソコンが一般になるまえのコンピュータ。

当時、こういうものやPCを持っていれば、もっと勉強する頭のいい子になっていたかもしれない、なんて想ったりします。

  

適度に組み立てるところが楽しくて

  
テンキーもテレビのリモコンの簡易版のようにシールを貼って作れるようになっている。
電池3本で動く。

 完成写真

数値LED(7セグ)の下の黒いゴムの●の中にCPUがボンディングされているようです。

自分で組み立てるプラモ感がバランスよく楽しく出来てる。キータッチもシール貼って作るが普通に操作が出来る。
1命令が1キーで入力できて、7セグLEDの表示や音ならすルーチンが最初からあり、今のマイコンで自分で作るより完成度高い、適度にすぐ遊べるようになっているところがうまい作りだと思いました。

上の白いがチップLED。
7セグLEDの下の黒いゴムの中にCPUが。。豆粒です。これでTD4より高性能。
下の押しボタンがリセットSWで、これを押すと入力したものがすべて消える・・・

入力したプログラムの保存機能はナシ
また、CPUは7セグ下の黒い●の中にマイコンチップが埋められているようです。

今さらこれを手に入れても何をするというワケでもないですが、、

これだけの周辺機器のせて今のワンチップマイコンで作るのはすごく大変そうで、あえて作る人もいないと思います。
これを使ってハンダ付けしてポート信号とりだし拡張して、からくり人形やシンセサイザーを制御する例などが紹介されていますが、実際そんなことをする人がいるのだろうか、マイコン使うんじゃないかと思いますが応用例としてはマイコン制御の例ですね。
マイコンの手始めっていうところにいいのかな。
パソコンがなくてもこれ1つでマイコンが使えるというのはやっぱり新鮮でした。
こういうもの子供の頃にあったらなぁと思うばかりです。当時マイコン、パソコンはとても高価でした。


 数多くのプログラム例があります。

 こういうのでは定番の 電子サイコロから

 乱数音楽再生、最大値計算、ガンファイターまで。。

 画像や表示、音などの表現方法が乏しい当時の機械は
 その制限の中でいかに おもしろいものを作るか
 アイデア勝負のところがあってアマチュアもいっぱい活躍していた。

 そういうところまでレトロ感漂います。



命令表とサンプル例を参考にしながら作っていくと単純なので、結構 作れる^^

今、これがあっても何かするわけでもないですが、コンピュータはこうやって動く。それを動かすアセンブラとはこういうものだというのが、原色でわかるようでべったりと、パソコンで作りパソコンで転送などが入る今のマイコンより返って新鮮に感じました。

大量生産の今時ですが、マイコンがこんなに安価というか、付録に・・・
安くなるのは買う側には歓迎ですが、なんか青春のマイコンの想い出も安っぽくなるような気がするのは私だけでしょうか

青春のパソコン


パソコンといえば NEC PC8001
こんなのはとても買えないので もっと安い キーボードが安っぽくなって6001だっかなあ(同世代の方にはおなじみかと )
それでも買えなかった(涙)  いつか買おうとがんばって貯金してたんだけどなぁ。。なぜか他のものに次々消えていき全然貯まらなかった
 PC−8001
友達のぐらいしかさわれなかった・・パソコンはじっくりやらないと意味ないので、少し使えるのが返って悲しかったり(再涙)

当時はステイタスみたいなところがあって、”パソコン持ってるぞ” といっても全然プログラムできないヤツもいて、ゲームばっかりとか。。
 その後、もう少したってMSXというのが発売されました。。、CPUはZ80 今のマイコン以下の性能です。でもTD4よりは上
これはPC史に残る画期的なパソコン 
今のマイコンのようにメーカーごとに違っていた構造を統一規格にして、各メーカーから販売、ソフトが共通に使えた。

当時カセットテープでプログラムを読み込むだったのが、平行してスロットが搭載。スロットに差し込み、ゲームができた。プログラムもでき、ゲーム機にもなる。
それ以後 → MSX2 → MSX2+ と上がっていき、フロッピーが標準搭載。
MSX2は今も根強い人気がやっぱりあるみたいです。

その中で任天堂ファミコンが登場 スロットに差し込むゲームは こっちに完全に奪われた。

返す返すも楽しいPC発展時代です。
これを読んで、、しみじみしている人も、もはやジイサマエンジニア世代にされてしまうんでしょう。

ゲーム会社(たしかハドソンだったか)でも 最初は パソコン販売をしていた、
そして、機材が買えなかったのでお客からパソコンの注文が入ると、そのPCを3日ぐらいゲーム開発に使ってその後納品していた。なんてエピソードを聞いたことがあります。(お客が知れば気分悪いでしょう。。でも徹底的な初期不良チェックってことにも^^)
そういう時代だった当時
PC-8001も 国民機PC-98へと移っていくわけです。


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