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CPUのご先祖さま


        

CPUのご先祖さま

まずはCPUの説明にさしかかると、1bitCPUというものが出てきます。
その元はフリップフロップです。

フリップフロップについては 光センサ回路2 に説明があり。
ここからCPU回路内部になるので、この本を一度は読んで理解しないとこの記事内容からだけでは流れはつかみにくいと思います

1bitCPU
 P165から始まるCPUのレジスタ回路

出力を入力に戻しただけの回路ですが、これをCPUとして強引に見ると
クロックに同期して AレジスタからAレジスタへのデータコピーをする
MOV A , A のみという1bitCPU
と説明されています。

わずか0、1を記憶できる1ビットのRAMといえるフリップフロップ
そして、戻りを付けたこの回路、この見方を変えると1bitCPU ・・・

   ここから人類のコンピューターの歴史が始まる、そのCPUのご先祖さまといえるのでしょうか、、、感慨深いです。

生命の誕生も海で誕生した微生物からだんだんと大きく、そして陸に上がっていったということになっています。
最初の生命は、単細胞生物だった。
そしてそれは 永遠の命をもつ不老不死の生命。単細胞で構造が単純なので分裂することでどんどん増えていく。
単細胞生物に記憶機能があるのかどうかは知りませんが、単細胞ゆえに単純で寿命がない。

複雑な細胞構造を持つことは、同時に細胞分裂で同じものが出来ず劣化していく。それでどこで誰がこんなスゴロクの道になったのかはわかりませんが、、永遠の命の代わりに有限の命のオスとメスができ、子孫を残すことで生命をつないで行く。
生命は誕生からその姿が分かれたということになっています。

この1bitCPUは最初のコンピュータの生命でCPUのご先祖さまなんだろうか
単純で丈夫でトラブル少なそうです^^  その代わり何に使えるのかよくわからないけど見方を変えるとCPUとなる。

1bitCPUです!と説明されるとそんな気もしてきます(気がしないといけないような気になるからだとおもいますが)


CPU分裂


このご先祖さま1bitCPUが分裂して増えていきもっとCPUらしい形になっていきます。
1bitではあまりに単細胞ですが、分裂して2bitになりつながると、CPUとしての説得力が俄然(がぜん)でてくる。

2ビットCPU
 2つにしたもの (本書 P182の複数のレジスタを持つCPU MOV A Bな回路より)

この戻りの部分をどちらに戻るかSWで切り替えるようにすると、これでAとBで転送命令ができる。

1bitの記憶ができるもの としてはじまったCPUの素は、他の細胞と記憶値をやりとりできるようになっていき、ここから進化していくことになっています。


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