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クロック&リセット部


        

クロック回路 と リセット回路


さていよいよ本格的な部分の制作ですね。クロックとリセットのブロック作成。(P276ページ)

2つの回路を 1つのNOTゲートIC(シュミット)を使って作っています。

●回路の原理

発振回路は リンクの 趣味の電子工作 −素材集 にも動作の説明があるので参考に。

SW切り替え式で クロック数を変更 と 手動クロックとIC発生クロックの切り替え2つの切り替えSWがあります。

リセットは このHPでも お役立ちメモ でちょっとふれている同様のリセットですね。
2つのNOTを通したリセット回路です。


制作


いよいよ回路らしい工作。。
でもPC上で配線済みなのでホントにこの配置と配線のままハンダ付け作業だけです。制作のことに集中できるので気分的に楽に制作できます。

普段は簡単に出来そうなら、詳細に実装図を書いてさらに確認というところまで詰めないので、たまにICの入力と出力ピンをどこか間違ったりということもあったりします。

今回はPC上で配線を追って確認しました。ここまで下準備したらまず大丈夫と着実に制作に入れます。それでもミスがみつかることもあるので、回路はやっぱり根気は必要ですね。

クロック部分は 全体図の右下のところ

* 以下は 自分で書いたものなので間違いがあるかもしれません。同様に作る場合は 十分確認してください。

表面 拡大すると。。
  P276の回路図通りです。

  番号までは入っていませんが、  抵抗値などは入れました。
  (作成後に気づきましたが、左側の抵抗の間の灰色線はジャンパーにする
   必要なかったです)


  下の押しボタンの2つの電解コンデンサは
  手持ち10uFが1コしかなかったので
  上の発振に使い、他は4.7uFにしました。これぐらいでもいけるでしょう



この図で右のトグルSWが 手動-自動 のクロック切り替え
上の赤いスライドSWが クロック周波数の切り替えです。

表面にも配線することで裏面の皮膜線のジャンパー線をなくしました。表面もこのぐらいなら見た目にも問題ないでしょう。
皮向いてまたぐ方向を決めたりしてつなぐ皮膜線の接続はなんだかペースが乱れるので、できるだけジャンパー線は少なく。



 裏面 配線もあわせるとこうなります。

 これで このまま制作できるかな

 IC上の青色コンデンサは配線が図での接続がみえませんが、
 当然つないでいます
 (参考にされる方は回路図から適宜、判断してください)
  適宜(てきぎ )→ これをテキベンと読むと思いこんでいて、最近知った(^^;
 



ユニバーサル基板では、ジャンパー線とならないように部品をうまく配線をまたぐように、そして部品の足を使って、曲げてたらまく配線回路になるように、と考えて配置するとかなり効率よくできるわけですが。。。
そんなに完全にはうまくいかないので、量産でもなければある程度考えると部品つないでいくことになります。

基板上で部品があちこち向きになったり、曲げて寝かされたり、抵抗は立たされたり。。見た目は犠牲になりますが、回路基板の見た目を意識する人は自作では少ないと思います。
今回はPC上で思案したので、見た目も考えて作りました。

組立制作のハンダ付けでやっかいなのは、抵抗ですね。。
制作前に必要部品をそれえてから制作を始めますが、抵抗値はむやみに出しておくと間違いやすいので混ざらないように工夫し、着実に指定の所へ取り付け。  抵抗に一番時間がかかります。

抵抗値を選別して取り付けハンダ付けするわけですが、抵抗値を間違うと完成後に、それはそれはややこしく見つけにくい症状となって現れます。。(キットだと、同封の部品を全部使うので、1つ抵抗の場所が間違っていると、、、それは必ず他のどこがも間違っている。。抵抗値から他のどこかの場所も見つけやすいんですが・・・自作の場合、、、1桁間違ったとか、勘違いしてたと完成後にわかったりすると もう地獄・・・ )
 
そして
     ・・ミス発覚
 ハンダ作業中に 思い違いに気づく!

表面の裸ジャンパー線ですが、これではダメなのがわかりました。これ両面基板だった。。。

両面基板なので穴が上下でつながっているので、表と裏でも穴のスルーホールに触れている裸線は横切るときに導通することがある・・・・

裸線をちょん切って皮膜線に変えました。
これは片面基板で使えるワザで、これ、両面基板ではつかえない。。普段は片面基板を使うので事前に気が付かなかった。。
でも制作途中で気づいてよかったといえるでしょう。
このまま作ると、接触したり、しなかったりするときもある見つけにくい症状になりそう。


そんなこんなで、こんな基板が出来上がりました。




 手動−自動切り替えはトグルSWがなかったのでスライドSWに。
 (真ん中:中立があるのでうっかり間違いしやすい)





配線の色は、ソフトと同じでないですが。(左側の抵抗の中部はジャンパ線にする必要なかったです)

配線図よりちょっとちょっと下に詰めたところもありますが、やっぱり実態配線図のままだと確認、制作もかなりしやすかったです。制作までにかなり時間は普段よりかかりますが着実に作っているという感じで、手順を踏んでいる強みですかね。。

次は確認作業ですね。  クロックでるだろうか?・・楽しみ(^^


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