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制作 始め


        

いよいよ制作


TD4への道ですが、考えてみると今までPC上やソフト作業ばかりでTD4自体の回路を制作していません。

これからいよいよ制作。一番簡単な電源部のブロックから。

PC上で配置が作れるので、制作はなんだか着実に進む感じです。まだ電源、クロック、ROM部だけですが基板上に部品と配置配線がもうちゃんとそろっているので、すでにPC上で制作作業の半分は出来ているような気分でなんだか制作が気楽(^^

図面が正確に自信持って出来ていると制作もゆったり進めますね。その前段階を作るのに時間がかかりじれったい感もありますが、その分着実で、いつも部品実装の配置図を隣に制作するのは気分がイイ(^^


●電源回路

さて、電源回路からです。一番基幹になるところですが一番簡単かも。

TD4は5V電源です。電源は5Vのアダプター電源(5Vに安定化されているスイッチング電源)使用なので3端子レギレターなどは出てこなくて単にSW類の配線です。

パスコンに100uF、SWにトグルSW、ONの確認用LEDと配線です。

こんな感じの配線。
 これが電源部分です。右のパスコンは100uFにしました


こんなかんじで配線してハンダ付けして制作すればいいだけなのだ。


制作


●DCジャック

本では穴を空ける縦型を使っているみたいです。
横型の方は基板取り付け用にできていません。基板用のもあるのかもしれませんが市販のものを見かけない。。こっちの方がすっきりとするのでムリヤリな感はありますが手持ちの横型を付けました。


足は穴の空いていないベロが− 、穴の空いている後ろベロが+ (センター+でみた場合の極性)
これを、基板にこんな風に穴を空け、前ベロ用。穴に差し込んでからベロを曲げる。差し込んで曲げると長さがちょっとたりないけど。





  横は基板に入るようにニッパで細長く切る。

  後ろは曲げて表の面に付ける。





出来た基板


やっぱり横型DCジャックがすっきりと見た目もいいです。また、トグルSWって気持ちいいですね、パチパチ感が大好き。



 
 電源からSWがONにつながったのをパスコン、LED、+配線に持って来てます。
 (上の配線図参照)






SWがONにつながる前を取って配線してしまうこともあるので注意。(一部をこれにしてしまう不注意の配線があったりすると、一部の電源ラインだけ電源SWと関係なくいつも電気が来ているので見つけにくい不具合になる)
電源の+ラインは 上にはわせるのとクロック部分に下にだしました。


自分で回路図を理解して、実装も自分で作ったので回路がよくわかっています。
キットとかだと組み立てるだけだから各部の回路や実装がどう対応しているのか理解して制作は面倒でやらないことが多いです(学習用とか、原理の理解用は除く)。そんなことを気にせず気軽に作れるのがキットの楽しさでもあるので。。

どのラインがなんなのかちゃんと知っているので、ブロックごとに確認します。

小さな回路部分ですが、電源回路は重要です。
電源の不具合はすべてに影響するのでドンドン振り返らず制作する場合でも、まず電源の確認はした方がいいと思います。


●使用部品について

電源の不具合といえば ひとつここで だいぶまえ秋月通商で注文のときまとめて買った
秋月コネクタ(
 これですが、このコネクタ(側)・・・接続不良を2度体験しました。

いろいろ調べて、最後にこのコネクタに行き当たりました。基板に固定せずACアダプタの接続配線として使ったときのことですが、線を曲げると時々接続不良になることがわかった。。足の部分の接触がよくない様子。
ハンダ付け時の熱の影響もあるのかもしれませんが、トラブルって時々起こるこういうのの経験ですね。。今は取付け径も小さい側のを常用しています。

電源に行き着く不良はやっかいです。最後に根本の電源まで戻って調べることになるのが多いので、その前にいっぱい調べてる・・
まさか普通にハンダ付けしてつないだだけのDCジャックのような単純構造のコネクタとは思いもしない。

当然ですが、部品の選定も大事です。

こんな回路で作ってみたという、初期だけ動けばいいのが目標の、試しに作った試作 と 常用して自分で使う実用機器とはやっぱり部品の選定も変わってくると思います。

最近、中国製の安いものをいっぱい見かけますが信頼性ではどうなんでしょう。耐久性ない部品もあります。
日本製はやはり値段が高いですが、いつも当たり前に機能どおりに働く信頼性を取ると日本製になりますね。

SW類もやっぱり安い小信号用プッシュSWなどは、頻繁に使用している常用機器だと接点がダメになるみたいです。
オムロンのと較べるとやっぱりクリック感から耐久性まで違います。

ショップで部品買うとき、メーカーなどはほとんど気にしませんが(というよりわからない)、いろいろなトラブルに出会うと作る用途によって使用部品も選ぶようになってきました。少しずつどうゆう部品に耐久性が必要なのかとかが見当付くようになってくるもんですね。

このTD4は・・・ 初期だけ動けばいいのが目標の、試しに作った試作 の線で作っています(^^;

最初だけというよりも飽きるまでかなり使えそうな仕様で。。 
なんでこんなの持ってるのかナゾの怪しい電解コンデンサとか使うかも知れませんが、その寿命まで使うとTD4も十分指名を果たしてくれたといえるかも。。

そんな耐久性の前に、ちゃんと仕上がって動作するのか??

次は確認作業です。


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