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最後のスイッチオン


        

最後の準備

ついに最後の最終SWに来ました。感慨深いです。

これが配線を終えたTD4
    

あんな大きな空間が、今はICで今埋まっている 長かった、すごく長かったような気がします。

いろいろ思い入れが出来たTD4でした。
最後も気を引き締めて準備。

ここで油断すると大事になることにもなりかねません。

この基板の電源はACアダプター5Vの電源を直接ICに入れています。
間に三端子レギュレターなどがないので、ACアダプターを間違って、24VのやつなどをつなぐとそのままICに印加されます
最後のこんな不注意でICが全部お亡くなりになる。。ということも実は経験があったりします(^^;

また、ICの向きも間違わないように、確実に切り欠きマークを上に確認して刺します。
電源SWをオンする前に毎度このチェックをしていますが、今回も入念に確認しました。

ぐるりと見回し不備がないか頭を整理。テストで抜いたICなどを付け、配線も終わった。差し込みも確認。

プログラム書き込み

まずは本書の サンプルプログラム1 LEDチカチカ ですね。

載っている機械語データをマウスで書き込み、転送。

 よーし 転送終了

これで準備はできた。


スイッチON・・

プログラムは入っている。
SW切り替えを自動クロック発信にして、近代的TD4ROMはアドレスバス読み取りモードにします。
SW切り替えを10Hzのクロックにする。

後はSWオンだけです。やれることはやった・・
(今まで続いた最後の時というと名残惜しいような気もしますが、もっと続くのも悲しい、お願いだから動いてね)

段階を踏んで制作して来たのに、、最後にこんなドキドキ感があるとは予想もしてなかった。
制作している頃から、この時を夢見ていた。。(大げさなようで本気^^)

そぉっと電源のトグルスイッチに触れて、、、
スイッチON。

動いた!

ついに動いた。

ふぁ〜 と安堵のため息がもれて、寝転びました。。。
LEDはゆらゆらと上下に流れを繰り返します。。美しい、、そして幻想的、、ついに出来た・・(涙)

こういうとき、LEDの動きをいつまでも見つめていたいものです。
しばらく眺めていると、じわーと感動がこみ上げてきました。
LEDの流れが、自分で作ったコンピューターが作り出すものだとこんなに違うものなのかと、初めてLED点滅の電子工作回路を完成させたときを想い出すようで。。。

長かった。
すごく長かったように想います(ホントは連載で伸ばしたところもあるんですが^^;)
制作した方の感想に ”我が家の家宝です” というのがあった意味がわかったような気がしてきます。
それだけの思い入れが出来たりする不思議な電子工作なんだと改めて思った。


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